Hostel TOMAR
富良野中心街のゲストハウスのオペレーション構築をサポート。
富良野市中心部にゲストハウス「ホステル トマール」の開業に際して、コンセプト作りから、オペレーションまでの基本方針やルール設定、集客戦略の立案など、現場の主要メンバーの方と並走しながら構築のお手伝いをしました。
ホステル トマールは富良野中心街の老舗デパートが閉館したことをきっかけに、地元企業が、観光の拠点として再生させ、そのワンフロアをゲストハウスとしてコンバージョンしたプロジェクトです。
なぜ行ったのか
「開業することは決まっている。働くメンバーも決まっている。やりたいこともなんとなくある。ゲストハウスはたくさんみてきた。ただ、やったことがある人が一人もいません。やることはたくさんあるけど、やればいいことがよくわかりません。」そんな相談でした。
開業までのディレクションを数多く対応してきた当社のノウハウがそんなみなさんの道標になるのではないかと思いました。(また、富良野は妻が好きでよく遊びに行っていたので知り合いができるのは嬉しいなと思い、お受けさせていただきました。)
どのように行ったのか
まずは、定例会議に参加させていただき、みなさんと個別にお話をしたり現地を見せていただき、できるだけ内情と状況を把握し、決まっている条件と足りていないことを整理しました。
トマールのみなさんは本当に富良野をよくしたい、ゲストに大好きな富良野を紹介した、好きになって欲しいという気持ちが強いみなさんだったので、しなくてはいけないことの前に、したいことを一緒に改めて言葉にするお手伝いをしました。
また、しなくてはいけないこと(集客/運営/管理)はなるべく簡単にシンプルになるように方針作りのお手伝いしました。
結果がどうなったのか
「ただいま、おかえり」が言い合えるような関係づくりというコンセプトの元、お客様が富良野の「家」と感じてもらえるようなあったかいホスピタリティを目指して、驚くべきスピードでプロジェクトが進んでいきました。
今も時々、お手紙のようなあたたかい連絡をもらいほっこりしています。
他社の事業を支援するプロジェクトは、自らのノウハウを整理するよい機会にもなります。
また施設やオペレーションだけではなく、成果をいっしょにつくることがビジネスシーンにおいて大きな学びとなります。
どうやって人を巻き込むか、どうやって保有リソースを活用していくのか。
思考する力や、実行する力が育まれました。これは多くの方に経験していただきたい事柄です。