大リストラが行われ600人の会社が翌月から300人になった。
人は半分になっても仕事は半分にならない。
そこからの半年もまあまあハードに働かせてもらった。
少し落ち着いた頃から、週末は起業の準備に向けて勉強をし始めた。
時代の流れ的にどんな仕事でもウェブを使って集客することは必須と思い、
ネット界隈の友達を作り、
週末は彼らに勉強させてもらった。
そのうちの一人が潤くんだ。
数ヶ月勉強しているうちに、
簡易的に自分でウェブサイトが作れるようになり、
SEOについてある程度知識が出来た。
その頃会社では支店長の座をかけたコンペがあり
迷わずエントリーし、社長、副社長に
支店で何をすべきかではなく、倒産した会社が
どう方向転換すべきかを提案した。
彼らからの反応は「相談する」だった。
大企業はこの「相談する」が本当に多い。
社内である程度「相談し」、相手方に提案する。
相手方から新しい相談があったらその場で決めれないので
改めて社内で「相談する」。
このやり取りが多い時には10回くらいあり、
時間も相当かかりながら物事が進む。
もちろん相談は大事だが、どこかでは決めないといけない。
感覚値としては
90%のことは1回目の相談で決まり、
99%のことは2回目の相談で決まる。
そこから残りの長い時間は残りの1%を確認しながら
丁寧に相談し、決めるが、
結果的に時に大きく外す。
この時の過ごし方は間違っていると自分は思う。
スピード感を持って決める、決まる人生にしようと思い。
社会人3年目の後半、26歳の時、会社を辞めた。