注文住宅相談所はそれなりに時間をかけたが1円も生み出さず。
貯金は底を尽きた。
このままでは本当にやばいと思い、
コンビニでバイトをし、
治験に行き、
生活費を落とすために仲間5人で一軒家を借りてシェアハウスにした。
社会人時代はお金の価値をきちんと理解できていなかった。
無駄遣いはやめ、タクシーに乗ることをやめ、
キャバクラへも行かなくなった。
それでも人は生きているだけで相当お金がかかる。
注文住宅相談所と並行して、
日銭を稼ぐためにWEBサイトの製作もやった。
交流会などで人に会い、SEO対策をつけたウェブサイト製作という
どこにでもあるサービスを10万円とかで受けた。
日中人に会い営業をし、夜にシェアハウスでひたすら
ウェブサイトを作りと注文住宅相談所の記事を書く。
その日暮らし感が半端なかった。
毎日通帳を見ながら次の支払いまでに
お金をいくら稼がないといけないといつもそんなことばかり考えていた。
毎月、25日にいろんなものの支払いがくる。
ついに2010年11月25日お金がつきた。
その日に5件アポがありどれか一つでも仕事をもらえれば、
食いつなげるという状況で、全てが仕事にならなかった。
どうしていいのかわからず、
当時住んでいた豪徳寺駅にある招き猫像の前で
人目を憚らず泣いた。
これまでの人生の中で最悪の1日だった。
年金、税金、保険料すべてを滞納し、
クレジットカードも止まった。